「痛い…」
セラピストの職業病トップにくる腱鞘炎
腱鞘炎になってしまったというのは結構セラピストあるあるではないでしょうか
私もセラピストを始めたばかりの頃は苦しめられました
たくさん施術に入ったあとに「親指が痛い…」「手首が…」など、
そんな腱鞘炎に悩まさせているセラピストも多くいるのではないかなと思います
腱鞘炎はそのまま放っておくと慢性化して、痛みが続いてしまうこともあります。
「なぜ腱鞘炎になってしまうのか」、
「腱鞘炎にならないようにするにはどうすればいいのか」
今回は腱鞘炎と施術のときの姿勢についてのお話しです。
「腱鞘炎にならないようにするにはどうすればいいのか」
今回は腱鞘炎と施術のときの姿勢についてのお話しです。
なんで腱鞘炎になるの
そんなセラピストあるあるな職業病ですが、なぜ腱鞘炎になってしまうのでしょうか?
腱鞘炎の原因は同じ動作を反復継続することです。
セラピストだったら手首や親指など特定の部位のみ良く動かすことが原因となってきますね。
例えば親指を使い続けたり、手首を折り曲げたまま施術をつづけてしまうことが上げられます。
同じ部分ばかりに圧力が常にかかっているから酷使され、親指や手首が腱鞘炎になってしまうのですね。
腱鞘炎で痛みが出るしくみ
腱鞘に炎症がおこり、強い痛みや熱感がおこることを腱鞘炎というのですが、
そもそも腱鞘とはどの部分のことを言うのか知っていますか?
腱鞘とは
骨と筋肉をつなぐのが腱。
その腱を包んでいる組織を腱鞘といいます。
腱鞘は腱がなめらかにうごくのを支える役割をしています。
しかし、炎症がおきると腱鞘に引っ掛かりがおこり動かすと痛みがおこります。
そのまま使い続けると腫れた腱鞘がさらに肥大かしたり、健の表面が傷つき腱鞘炎が慢性化する恐れがあります。
健は一度損傷すると再生能力をもたないとされていますので注意ですよ
腱鞘炎を直すには
腱鞘炎を直すには使わないことが一番です。
痛みどめを飲んだり、湿布をしたりがんばって施術を続けてしまう努力家なセラピストもいますが、使えば使うほど悪化して最悪直らなくなってしまうおそれもあるのでやめた方が懸命です。
以前わたしの職場に、施術以外はずっと湿布を貼っているセラピストがいましたが、セラピストの方は本当に努力家な方が多いですよね
どうしても仕事が休めない時は、テーピングや固定するためのサポーターがあるのでそちらを使うといいでしょう。
炎症を押さえる湿布や塗り薬もあるのでそちらを使うのもおすすめです。
腱鞘炎で労災認定される?
腱鞘炎は日常生活でも起こることなので、労災認定されるのは難しいと言えます。
例えば、「オイルの入っている箱を運んでいたときにケガをした」など明確に原因があったことを証明できれば労災認定されやすいといえますが、
「施術中に腱鞘炎なった」という場合は証明がむずかしいので労災認定されづらいです。
※労災は(例外をのぞき)雇用されている方に適用されるものなのでアルバイト含め雇用されてる方だけが適用されます。フリーランスは個人事業主は適用外です。
このように、たかが腱鞘炎だと思って放っておくともしかしたらセラピスト生命に危険がおよぶ腱鞘炎
なので腱鞘炎にならない方法を身につけることが大切です。
「腱鞘炎にならない」ための姿勢
セラピストの職業病トップにある腱鞘炎。
腱鞘炎にならないためには手を動かして施術するのではなく、身体全体を使った体重移動がポイントになってきます。
例えばこんな姿勢になってませんか?
例えばこんなやり方はNGです
- 猫背になって肩があがっている
- むりやり力を押し込む
- 力を入れようと頑張りすぎて息がとまっている
- みぞおちがお客様の体から離れている
@remedialtherapy.jart マッサージでやっちゃダメな姿勢##マッサージ方 ##エステ ##施術動画
♬ オリジナル楽曲 – リメディアルセラピー協会JART
力をいれずに圧をかけるには姿勢と体重移動が重要なポイント。
体重移動のポイントは、
重心がどこにあるか把握することです。
ひとの重心は通常おへその下あたり(丹田)にありますが、施術をするときはベッドの高さぶん重心があがるので重心はみぞおち辺りになります。
なので圧を加えたいときは手の上にみぞおちをもってくるとしっかりとした圧が入ります。
動くときはみぞおちを中心に
カラダ全体で動くことで指や手首に負担をかけずに施術することができます。
まとめ
腱は通常自己再生できないと言われています。
なので腱鞘炎を放って腱まで炎症が及んでしまうと慢性的な痛みを抱えることになるかもしれません。
だから腱鞘炎にならないように日頃から注意することが大切
腱鞘炎になるその前に、施術姿勢を見直してみましょう
「施術中つい力が入ってしまう」
「圧のかけかたが分からない」
という人は施術の姿勢を見直してみるときっと施術がスムーズになるはずです。
うまく圧をかけることができると施術レベルも上がりお客様の満足度も高まります。
リメディアルセラピーJARTでは幅広いニーズに応えられる技術を学ぶことができます。
例えば、
・筋膜リリース
・トリガーポイント
・スウェディッシュマッサージ
・骨盤調整
・間接モビライゼーション
など習得できる手技が幅広く、お客様の様々なニーズに応えられます。
そして一流アスリートトレーナーから学べるのは日本リメディアル協会JARTだけ。
プロアスリートの現場で培われた対応力をぜひご体感ください。