「朝起きて顔がむくんでる」
「夕方になると靴がきつい…」
「お酒の飲み過ぎで身体がパンパン」
誰もが経験しているむくみ
嫌ですよね
マッサージやエステに行く理由のトップにむくみ改善があげられま す
その嫌なむくみ、その原因はなぜなんでしょうか?
むくみの正体はズバリ「水分」
これは多くのひとが知るところだと思いますが、
このメカニズムを知ればむくみ改善の一歩先を進むことができるは ず
お客様へ具体的なアドバイすや対応もきっとしやすくなること間違いなしです。
※2022/3/17更新しました
むくみの正体
人の身体は役60%の水分でできています
これを体液といいます
この体液には血液、リンパ、組織液(間質液)がありますが、
これらの体液のうち細胞をみたすものを細胞内液といい、 細胞外にあるものを細胞外液といいます
どこが浮腫んでいるの
細胞の水分は細胞の中と細胞の外にわけられます。
これを細胞外液と呼びます
細胞外液はながれる血液の量を維持し、
いわば細胞外液は配送屋さんですね
私達のカラダに必要な物資を届けてくれています。
細胞外液は体重の約20%をしめていて、
その内訳は乾湿液15%と血漿5%です。
この乾湿液が増えすぎてしまった状態を「むくみ」と呼びます
リンパマッサージなどで、1~ 2キロすんなり落ちてしまうことがありますが、
「むくみ」の仕組み
細胞外液は栄養を届けるだけじゃなく、
老廃物を除去する大切な働きがあります。
基本的な体液循環の仕組みは
⒈血圧によって動脈から血漿が外に押し出される
![](https://remedialtherapy.jp/wordpress/wp-content/uploads/2022/01/血管-1-768x251.png)
↓
⒉細胞に栄養が届けられる
![](https://remedialtherapy.jp/wordpress/wp-content/uploads/2022/01/watasu-768x263.png)
↓
⒊静脈で間質液が引き戻され、静脈で回収できなかったものがリンパに流れる
![](https://remedialtherapy.jp/wordpress/wp-content/uploads/2022/01/静脈-1.png)
という流れになっています。
静脈で間質液が引き戻されるときに老廃物が回収されます
流れで例えると水道と配水管のような関係生です
水道から水がとどけられて汚い水は排水として流されます
水道が動脈、排水官が静脈+リンパ
です。
少し違うのが排水を流す排水完の役割をする所が2つあることですね
老廃物はリンパだけに流れると思っている方もお客様の中に多いの ですが、
実際は静脈からも回収されているのですね
初めに静脈で老廃物を回収するわけですが、
「むくみ」の原因
身体の循環がうまくいかなくなるといわゆる「むくみ」 が起こります
つまり水分が過剰にたまっている状態になるわけですね
![](https://remedialtherapy.jp/wordpress/wp-content/uploads/2022/01/むくみ.png)
どういったときに循環が悪くなるのかというと、
その原因は大きく3つあげられます
むくみの原因第3選
- 血管に血漿がですぎた場合
- 静脈へうまく乾湿液を引き戻せなかった場合
- リンパ間で乾湿液をうまく回収できなかった場合
この3つです。
この3つの原因を細かくみていくと
- 血管に血漿がですぎた場合
血液のながれが悪くなると、細胞外液(間質液)に余分な水分が流れでます
これは「高血圧」や「血液がどろどろ」になってしまった場合など血液のながれが悪い場合に起こります
2.静脈へうまく間質液を引きもどせなかった場合
細胞外液(間質液)にある水分をうまく回収することができず、
多くの水分がカラダにたまったままになります
これは静脈内にあるたんぱく質(アルブミン) がたりない場合に起こります
タンパク質や脂質など栄養不足の場合におこります
3.リンパ間で乾湿液をうまく回収できなかった場合
2.の静脈へ水分を戻せなかった場合と同じです。
水分がカラダにとどまったままになってしまうため「むくみ」が発生します。
これは細胞外液から体液がうまくリンパへ流れることができなかったために起こります。
リンパがつまっていると間質液の回収が悪くなり、
リンパの流れが悪くなります
簡単むくみチェック
・指でおすと白くなる
・指で押すと押した部分が凹んだまま
・足のこうの骨が見えない
![](https://remedialtherapy.jp/wordpress/wp-content/uploads/2022/01/足むくみ-1.png)
内容別!むくみ解消方法
むくみを撃退するためには、「なぜ浮腫んでいるのか」その原因から考えることが大切です
それにはお客様のカウンセリング時に食事の状態や普段の生活についてを丁寧に聞い てあげると原因が把握しやすくなると思います
・食事が原因でむくんでいるひと
たんぱく質がたりていません。 そのため良質なタンパクを摂る必要があります。肉類、魚介類、牛乳・乳製品、 卵類、大豆製品はそのためのタンパク質が豊富です。
栄養がかたよっていてむくんでいる方には食事のアドバイスができ ると良いですね
・アルコールで浮腫んでいる
アルコールを分解するためビタミンが大量に消費されています
特に使われるビタミンはビタミンcとビタミンb1
さらに、ダメージを受けた肝臓を修復するためにはタンパク質をとることも大切。
ベーコンやウインナーちくわなどの加工品は塩分が多く逆に浮腫む原因となってしまうので、お腹に優しい納豆や鶏胸肉など脂身の少ないものを食べると良いです
・普段の生活がデスクワークなどあまり身体を動かさない生活をして いる
→体液の流れが悪くなっている可能性大、 オイルマッサージなどで循環をよくしてあげると効果があらわれや すいでしょう
ストレッチもいいですね
ひとつ注意をして欲しいのが生理前のときです
生理前はホルモンの関係で血管が膨張してしまい、 マッサージや食事での改善はむずかしいです。
なのでその旨をお客様に説明してあげるとお客様にご安心いただけるかと思います
たかが「むくみ」といっても原因はひとつではありません
お客様に合わせたむくみの改善やアドバイスができると効果の出方が変わります。
お客様の満足度もあがりますね
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